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心と心の連帯:2020年の財団の活動を振り返る

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コロナウイルスが人々の健康を脅かした今年、パリ・サンジェルマン財団は援助を必要とするすべての分野において、積極的に活動を行ってきました。

今までとは特に異なった今年。創立20年を迎えたパリ・サンジェルマン財団は、世界的な健康危機に大きく影響を受け、優先順位の見直し、プロジェクトの適応、活動の継続など、最も弱い立場にある人々の支援にこれまで以上に力を注ぐことになりました。

健康危機への対応

財団としてまず初めに行ったのは、不安定な状況にある家族への支援でした。そのために、フランス国内外のコロナウイルスとの闘いを支援するため、慈善団体Action contre la Faim10万ユーロの寄付を行い、また、健康危機によって最も脆弱な状態にある人々を支援するため、慈善団体Secours Populaire10万ユーロを寄付しました。その中でパルク・デ・プランスも、最悪の状況に置かれた人々のために衛生キットを用意するための場所として使用されました。

ACF

2020年を通して人的支援はもちろん、後方支援もありました。テンセント(Tencent)の支援により、新型コロナウイルス感染症と戦う人々に15万個のマスクと10万個の保護ゴーグルが配布されました。

そして、このパンデミックの中英雄となった最前線の医療従事者の方々に対するサポートとして、パリ・サンジェルマンは、その資金調達のために400枚のコレクターズエディションのユニフォームを販売、厳しい職場環境を改善するためにパリの病院に40のリラクゼーションエリア(テレビ、マッサージチェア、スピーカー)を設置し、更に4,300ユーロを寄付しました。

更にこの危機の中、財団は慈善団体Street Food en Mouvementの協力により、パルク・デ・プランスで用意した2万食分の食事をパリのAP-HPを構成する16の病院に提供しました。

ロックダウン解除後には、医療従事者やその子供たちのためのレジャーの場としてスタジアムを使用してもらい、財団は彼らのために特別に脱出ゲームを設計しました。

家族へのサポート

このような状況下では、最も弱い立場にある人々に手を差し伸べることが社会的義務となります。新型コロナウイルス感染症の危機が家庭内暴力の被害者である女性たちの状況を劇的に悪化させる中、Fondation des femmesとの連携をより一層強め、被害に遭った20人の女性とその子供たちをシャンティイ城に保護し、財団のスタッフが5週間にわたって同行しました。

このような状況下では、最も弱い立場にある人々に手を差し伸べることが社会的義務となります。新型コロナウイルス感染症の危機が家庭内暴力の被害者である女性たちの状況を劇的に悪化させる中、Fondation des femmesとの連携をより一層強め、被害に遭った20人の女性とその子供たちをシャンティイ城に保護し、財団のスタッフが5週間にわたって同行しました。

毎年16千人以上の子どもたちを支援するために、400以上の事業を実施しているわたしたちは、今年パリの子どもたちに楽しい時間を提供することに努めました。オーレドゥセンターでの選手とのビデオ通話や、ネッカー病院の200人の病気の子供たちのために放送されるラジオ番組の制作など、様々なプロジェクトを手がけました。

またできるだけ早くパルク・デ・プランスで選手たちと交流すること、または選手たちが病院を訪問することができるようになることを願っています。

2021年に向けて

パリ・サンジェルマン財団は、コロナ禍以前からのプログラム、この一年の間に築かれた関係、フランス国内外の30NGOへの活動や連帯プロジェクトへの支援、困難な状況にある家族への支援、あるいはサッカーによる感動など、これまで以上にあらゆる面で活動を続けていきます。

エコール・ルージュ&ブルーは、ロックダウンの中、防疫対策のため一部閉鎖されることがありました。しかしこの学校の使命は、自己改善と連帯感、努力に基づいた「放課後の学校」として再度門戸を開くことです。

その目的、そしてプロジェクトは、治療と向き合っている子どもたちのためにネッカー病院内に学校を設立すること、そしてパートナーシップの自然な進展や新しいストーリーのはじまりという財団の希望と決意によって進められるものです。